※黒幕、特殊枠に毎回渡しているもの

地獄という場所について

地獄はあらゆる次元とつながっており、平行世界のあらゆる魂を呼び、業を薪とすることで魂の浄化を図る循環施設である。さしずめリサイクル工場というべきだろうか。

業というのは人間が生きて死ぬ際に残る汚泥のことである、あらゆる怒り、悲しみ、負の感情は人間が一人で自浄できるものではなく死んで地獄で洗い流すことではじめて綺麗になる。この汚泥というのは焼くことにより新たな魂を呼ぶための霊的な物質を生む。

こうして業を払い、死に、浄化されることまでが魂にとって必須である。浄化されない魂は「不燃ごみ」であり、体積すればするほど世界にとって何かしらの悪影響をもたらし続ける存在となる。(悪魔たちは魂のにごりと呼んでいる)

だが近年の地獄はどうも様子が違ってきた。 人間一人が生み出す業の量が尋常ではないほど足りなくなってきてしまったのだ。

原因は人間が文明化を進めていくほどに欲を削ぎ落とし、達観し、あるいは悲観し。死に対して業務的になったことで業を産まない魂という通常ではありえない品種が生まれたためだ。これにより地獄に堕ちる人間も少なくなり、魂の循環が滞るようになる。

魂の循環をうまくいかせなければ、業をもった魂が永遠に苦しみ、にごり続けることになる。天国にも虚無にも帰れない!

そうして地獄で目をつけられたのがある平行世界で偶発する、コロシアイ。コロシアイをした魂は尋常ではないレベルの業を抱えてくることを利用することにしたのだ。(業を産まない魂もある程度の業を背負っていることが多かったし)

この場所で業を産ませることでこの集められた業を産まない魂たちを焼くための準備をしよう!というものだった。(ただし地上のコロシアイとはまるで様相がちがう、業を産ませるために特化したお遊びのコロシアイであるが。)

ヒラ…業を産まない不良品の魂たち(超高校級枠…後述する他人絡みの業を抱えている不良品魂)


第三回(Orironpa✥Flamme Bonheur)での話

前回、メフィストフェレスはこの地獄だけに処理が押し付けられている状況を打破すべく、大量の金を参加者たちに稼がせることで戦争資金をため、天界との大戦争に勝利する。